中卒の方が美容業界で働きたいと考えたとき、その第一歩として専門学校への入学を考えるかもしれません。しかし、中学校を卒業しただけでは美容専門学校は無理だと考えて、チャレンジすることを諦めている方もいるはずです。
こちらでは中卒の方でも美容専門学校に入学するための方法を詳しく説明するので、参考にしてください。
基本的には美容専門学校への入学は不可能
美容スクールという名前で提供されているサービスならば、学歴など関係なく中卒でも問題なく入学することができます。しかし、きちんとした学歴として認められる美容専門学校となると、中卒で入るのは難しいといえるでしょう。
そのため、専門課程を経て美容業界で働きたいと考えるのなら、中卒でも入学ができる特別な美容専門学校を探しましょう。もしくは、中卒だとしても普通の専門学校に入れるようになる、便利な資格をゲットすることを考えるとよいです。
中卒でも入れる特別な美容専門学校
普通の専門学校には高卒の資格がなければ入学できませんが、高等専修学校と呼ばれるところならば問題なく入ることができます。高等専修学校がなぜ入学できるかというと、卒業すれば高卒の資格もゲットできる仕組みだからです。
つまり、高等専修学校は、美容系のことを学びながら、高卒の資格も取得できるというとても便利な教育機関だといえるでしょう。ただし、美容専門学校のようにあらゆる美容分野をカバーしているわけではないのが、高等専修学校のデメリットだといえます。
美容系にはいろいろなジャンルがあって、その中で自身がやりたいものが決まっている方もいるはずです。その場合は、高等専修学校に自分のやりたいジャンルが用意されているか、しっかりと確認してから入学をしましょう。
どのようなことが学べる高等専修学校なのかは、パンフレットや資料を取り寄せればすぐに可能です。
高卒と同じ効力を持つ資格を取ろう
中卒の方が高卒でしか入学できない美容専門学校を目指すのならば、高等学校卒業程度認定試験の合格を目指しましょう。普通は高校に三年間以上通って単位を取得することで、美容専門学校への入学資格を得られます。これは通信課程の高校でも同じなので、高卒への近道は用意されていないと考えたほうがよいでしょう。
しかし、高等学校卒業程度認定試験ならば、合格をすれば、高卒が条件となっている学校への入学や仕事への就職もおこなえるようになるのです。厳密にいうと高卒ではないのですが、高卒と同等の学力を持っていることが国から認められるため、美容専門学校に通えます。
そして、高等学校卒業程度認定試験は最短で一年待たずに合格できるのも大きなメリットです。年に二回用意されている試験を受けて合格をすれば、次の年に美容専門学校に入学することが可能です。
学べるジャンルの選択肢がかなり増えるので、高等専修学校で提供されるものに満足できないのなら、高等学校卒業程度認定試験にチャレンジしてみましょう。
中卒の方が美容関係の仕事を目指すために、専門学校で学びたいなら、高等専修学校と高等学校卒業程度認定試験のどちらかのルートを利用しましょう。近くにあって学びたいジャンルを提供してくれているのなら、高等専修学校に通うのがよいでしょう。
もしも、高等専修学校では満足できないのなら、高等学校卒業程度認定試験に合格して、普通の美容専門学校に進学することをおすすめします。中卒の方がどちらのルートを選択したとしても、美容業界を目指せることには間違いありません。