美容師やアイリストなど、美容のプロフェッショナルを目指すことができる美容専門学校。美容専門学校への進学を検討している方も多いでしょう。しかし、進学するにあたって気になるのが学費ですよね。この記事では、美容専門学校にかかる学費の内訳と、学費を安く抑える方法を紹介します。
美容専門学校の学費の内訳
美容専門学校にかかる学費は、どのような内訳になっているのでしょうか?学校によって学費の幅がかなりあるので、事前に学費の内訳を確認しておきましょう。
■入学金・授業料・施設設備費
まずは、入学するときに支払う入学金、授業を受けるための授業料、校舎などの施設設備を維持する費用がかかります。これらの金額は、美容専門学校に限らず、他の専門学校でもかかる費用です。
■教材費・実習費
美容専門学校の教材費と実習費は、他の専門学校よりも多くかかります。たとえば、カラーリングの授業で使うカラーリング用品、メイクアップの授業で使うメイク用品、着付け授業で使う着付けの小物などが挙げられます。
また、カラーリングやスタイリングなど、美容師としての基本的な技術を学ぶために必ず必要なのが、ウィッグです。そして、美容専門学校は座学の授業も大切ですが、実習授業が非常に大切です。カットやカラー、メイクなどの実習費がかかってきます。
■国家試験受験料
美容専門学校を卒業すると、美容師免許を取るための国家資格を受験します。美容師免許の国家試験は、実技試験と筆記試験があり、両方の試験を受けるための受験料は2万5,000円です。この受験料は、専門学校の学費にあらかじめ含まれているところもあれば、別途かかるところもあります。事前に確認しておきましょう。
美容専門学校の学費を安く抑える方法
美容専門学校は、学校によってかかる学費に幅があります。しかし、比較的安い専門学校に行くにしても、それなりの費用がかかるものです。ここからは、美容専門学校にかかる学費を少しでも安くする方法を紹介します。
専門学校によって、独自の免除制度を設けているところがあります。たとえば、AO入試による減免制度や、特待生制度、指定校推薦制度、夜間部特別減免制度などが挙げられるでしょう。
これらの制度は、専門学校が定める基準に該当する生徒は、一定額が免除されるというものです。該当すれば、少しでも学費を抑えられる可能性があります。まずは、進学したい専門学校に免除制度があるかどうか確認し、あった場合は、自分が該当するかどうかを確認しましょう。
美容専門学校選びのコツ
美容専門学校は数多くあるため、どこを選べばいいか分からないという方も多いでしょう。ここからは、美容専門学校の選び方を見ていきましょう。
■通い方で選ぶ
美容専門学校は大きく分けると、昼間コース、夜間コース、通信コースがあります。昼間コースはもっとも一般的で、2年間平日の日中に通って勉強します。夜間コースは、夜に専門学校に通って学ぶコースで、昼間コースより若干長い2年半通うことになるようです。
夜間コースは、既に社会人で働いていて、昼間学校に通うのが難しいという方におすすめです。そして通信コースは、毎日学校には行かずに、通信で学ぶ方法になります。通信コースは3年です。それぞれで学費も異なるため、どのような形で学びたいかを考えましょう。
■コースで選ぶ
美容専門学校によって、設置されているコースが異なります。美容師を目指す美容科、美容全般を学ぶトータルビューティーコース、エステなどの技術を学ぶエステティックコース、ヘアメイクを中心に学ぶヘアメイクコースなどが挙げられます。コース名や内容は学校によって異なるため、進学したい学校にはどのようなコースが設置されているか確認しましょう。そして、自分が学びたいことがきちんと学べるかどうかをチェックしてください。
美容専門学校の学費を安く抑える方法と、選び方を紹介しました。美容専門学校に通うには、それなりの金額がかかります。そのため、学校のホームページなどで免除制度がないか調べ、利用できるものがあればどんどん利用しましょう。自分に合った専門学校を見つけて、美容のプロフェッショナルを目指してください。