初心者でも安心!美容師免許取得に必要な手順と費用のすべて

公開日:2025/08/01

手順

美容師として活躍するためには、美容師免許の取得が欠かせません。しかし、初めて免許取得を目指す方にとっては、わからないことが多く不安を感じることも多いでしょう。本記事では、美容師免許を取得するための具体的な手順をわかりやすく解説します。これから美容師を目指す方はぜひ参考にして、一歩ずつ確実に夢の実現へ近づきましょう。

美容専門学校に通うには?課程ごとの期間と費用の目安

美容師になるためには、まず厚生労働大臣が指定する「美容師養成施設」で学ぶ必要があります。これは一般的に「美容専門学校」と呼ばれるもので、ここで所定のカリキュラムを修了することで、国家試験の受験資格を得られます。

この美容専門学校には、おもに「昼間課程」「夜間課程」「通信課程」の3つの学び方があります。自分のライフスタイルや仕事の状況、学習ペースに応じて選ぶことができます。

まず昼間課程は、平日の日中に学校へ通い、集中的に学習するスタイルです。期間は通常2年以上と定められており、充実したカリキュラムで、カットやカラー、パーマなどの基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。

また、学内外のイベントや現場研修など、実践的な経験を積む機会も豊富です。ただし、学費は200~300万円程度と比較的高額で、平日日中に時間を確保しなければならないため、仕事と両立するのは難しい面もあります。

一方、夜間課程は夕方から夜にかけて授業が行われるスタイルで、同じく2年以上の修業期間が必要です。昼間に働きながら通えることが最大のメリットで、収入を得つつ資格取得を目指す社会人やダブルスクールの学生に人気です。

学費は昼間課程よりも安く、150~200万円程度とされています。ただし、授業時間が限られている分、学べる内容に若干の制限がある場合もあります。仕事と学業の両立には自己管理能力が求められます。

最後に通信課程は、3年以上の期間をかけて自宅学習を進めながら、年に数回のスクーリング(対面授業)に参加するという方法です。自分のペースで勉強できるため、家庭や仕事をもつ人でも無理なく続けられるのが大きな魅力です。

費用も比較的安価で、50~70万円程度に抑えられる場合が多いです。ただし、通信制には高い自主性と計画性が求められますし、スクーリングにかかる交通費や宿泊費も別途必要になる場合があります。

このように、どの課程にもメリットとデメリットがあるため、自分にとって無理のない学び方を選ぶことが、美容師免許取得への第一歩となります。

国家試験のスケジュールと出題内容をチェック

美容専門学校で所定の課程を修了すると、いよいよ国家試験の受験資格が得られます。美容師国家試験は年に2回、春期と秋期に実施されており、筆記試験と実技試験の2つのパートに分かれています。

実技試験では、いくつかの技術課題の中からあらかじめ選ばれたひとつが出題され、それに基づいて作業を行います。出題内容には、髪を切る「カッティング」、ロッドを巻く「ワインディング」、またはクラシカルなヘアスタイルを作る「オールウェーブセッティング」が含まれています。

日々の実習で培った技術力と、限られた時間内に安定して仕上げる集中力が試されます。筆記試験では、美容に関する幅広い知識が問われます。内容は「関係法規・制度」「衛生管理」「保健」「香粧品科学」「文化論」「美容技術理論」「運営管理」など、多岐にわたります。

単に美容の技術だけではなく、安全管理や法律、経営に関する基本知識も求められるため、試験対策は計画的に進めることが大切です。試験に向けては、学校での授業に加えて模擬試験や過去問題の演習をとおして準備を整えることが効果的です。

中には、外部講師による集中講座を実施している専門学校もあります。なお、試験に合格すると、その成績通知書が届き、それをもとに免許申請の手続きを行うことになります。

免許申請に必要な書類と費用をしっかり確認しよう

国家試験に合格したからといって、すぐに美容師として働けるわけではありません。美容師として法的に活動するためには、都道府県の衛生主管部門を通じて「美容師免許」を正式に申請し、交付を受ける必要があります。

免許申請にはいくつかの書類が必要です。まずは所定の「免許申請書」が必要となり、これは各自治体や学校を通じて入手できます。

加えて「医師による診断書」や「戸籍謄本」「住民票の写し」などの本人確認書類の提出が求められます。場合によっては、証明写真や卒業証明書などを添付する必要もあります。

手続きにかかる費用としては「登録免許税」が9,000円分の収入印紙で必要となり、さらに「登録事務手数料」として5,200円がかかります。これらは全国共通の金額で、郵便局や自治体の窓口で支払い、必要書類とともに提出します。

提出後、通常1~2か月程度で「美容師免許証」が交付されます。これが届いた時点で、ようやく正式な美容師として名乗ることができ、サロンなどでの就業も可能になります。

なお、申請に不備があると再提出を求められることもあるため、必要な書類や提出先、期限などについては事前にしっかり確認しておくことが重要です。美容専門学校では、卒業時にこの免許申請のサポートを行っていることもあるので、不安がある場合は指導教員や事務局に相談しておくと安心です。

まとめ

美容師免許を取得するには、まず自分に合った美容専門学校の課程を選び、計画的に学ぶことが求められます。その後、実技・筆記の国家試験に挑み、合格したら必要な書類を準備して免許を申請するという流れになります。費用面も課程によって異なりますが、いずれも未来のキャリアに向けた大切な投資です。初心者であっても、正しい手順を踏んで確実に進めていけば、美容師としての第一歩をしっかりと踏み出すことができるでしょう。

Recommend Table

おすすめの美容専門学校情報一覧

イメージ
引用元:https://www.marie-louise.ac.jp/

引用元:https://kokusaibunka.ac.jp/

引用元:https://www.yamano-bc.ac.jp/

引用元:https://www.nichibi.com/

引用元:https://www.sanko.ac.jp/tokyo-bridal/
学校名マリールイズ美容専門学校国際文化理容美容専門学校山野美容専門学校日本美容専門学校東京ウェディング&ブライダル専門学校
取得可能な資格美容師国家資格、メイクアップ技能検定など美容師国家資格、理容師国家資格など美容師国家資格、各種アイデザイナー技能検定など美容師国家資格、日本エステティック協会認定資格など美容師国家資格、ブライダルプランナー検定など
学費専門課程:217万8,000円(税込)(2年)※教材費込み未公表(資料請求が必要)専門課程:約286万円~298万円(2年)※教材費込み専門課程:約247万円~267万円(2年)※教材費込みウェディングプランナー科:約260万円~290万円(2年)※教材費込み
支援制度奨学金制度※延納も可など奨学金制度、特待生制度、兄弟・姉妹支援制度 など奨学金制度、学費支援制度など奨学金制度、カウンセリングルームなど奨学金制度、特待生制度など
就職支援就職ガイダンス、担任教員による継続的な就職指導個別面談による面接指導、授業での面接マナーの指導などキャリアサポートセンターの専門スタッフによるアドバイス、内定者ガイダンスなど講師による就職サポート、担任による面接指導など就職ガイダンス、校外実習、ふるさとサポート制度など
詳細リンク体験入学申込はこちら体験入学申込はこちら体験入学申込はこちら体験入学申込はこちら体験入学申込はこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら