皆さんは、ヘアカラーのプロフェッショナルであるカラーリストと呼ばれている方をご存知でしょうか。言葉は聞いたことはあるけれど一体どんなことをやっているのか知らない方にも分かりやすいよう、今回の記事ではカラーリストとは一体どんな職業なのか、また、カラーリストを目指すにあたって資格など必要なのかに関して見ていきましょう。
カラーリストとは
カラーリストとは一体何者なのかここでは見ていきましょう。カラーリストはヘアカラーに精通している、いわばヘアカラーの専門家のことで、一般の美容師よりもヘアカラーに関しての技術や知識が豊富です。
カットやパーマなど幅広い施術を行うスタイリストとは異なり、カラーに精通していることがカラーリストの特徴となります。またカラーリストは、カットなどのメニューに関しての施術はほとんど行わない場合が多いことも特徴です。
ヘアサロンにカラーリストがいるメリット
ヘアカラーに特化しているカラーリストですが、では実際にヘアサロンにカラーリストがいるメリットとは一体どんなことが挙げられるのか、下記にて早速見ていきましょう。
ヘアカラーに対する技術力や提案力が高い
メリット1は、カラーリスト最大の強みでもある、ヘアカラーに対する技術力やカラーに対する提案力も兼ね備えているため、結果的にお客さんの満足感や安心感につながります。
髪へのダメージを考えたヘアカラーの施術が可能
メリット2は、カラーリストはただヘアカラーの色味の出し方が上手いだけではなく、ヘアカラーの際の髪へのダメージを最小限に抑えたカラーも得意としています。
髪へのダメージを気にしているお客さんでも美容室にカラーリストがいることによって、安心して施術を受けられます。
塗りムラが発生しにくい
メリット3は、カラーリストにヘアカラーの施術を行ってもらうことにより塗りムラが発生しにくく、お客さん側も満足の行く仕上がりとなるケースが多いです。
ヘアサロンによっては、経験値が浅いアシスタントなどがヘアカラーを担当することで塗りムラが発生する可能性がありますが、そういった心配はなくなります。
ヘアカラーのカウンセリングが親切丁寧
カラーリストであるがゆえに、ヘアカラーの薬剤の特徴などに関しての知識が豊富にあります。
お客さんがどんなカラーにしたいのかを事前のカウンセリング時にキャッチアップすることで、お客さんの望んでいる色味により近づけることが可能です。
ヘアサロンにカラーリストがいるデメリット
上記では、カラーリストがヘアサロンにいることでのメリットに関して見てきました。しかし一方で、カラーリストがヘアサロンにいることでデメリットになる場合もあります。
では、実際にヘアサロンにカラーリストがいるデメリットは一体どんなことが挙げられるのか、下記にて早速見ていきましょう。
カットやパーマなどほかのメニューと連携が取りにくい
デメリット1は、カラーリストはカラーに関しての知識や技術の持ちあわせはある一方で、カットやパーマの知識はそこまで持ちあわせていないなどがあります。
カラー以外のヘアサロンのメニューと連携が取りにくく、結果的にお客さんへトータルヘアースタイルの提案を行うことが難しくなる場合があります。
カラーリストだけでは施術が完結しない場合が多い
デメリット2は、お客さんがカットやパーマのメニューも希望する際、カラーリストはあくまでもヘアカラー専門です。
カットなどのメニューはスタイリストでの対応を必要とするため、結果的に1人のお客さんに対して2人の担当者がつくことになり、効率が悪くなってしまう場合があります。
カラーリストになる方法
カラーリストを目指すにあたり、美容師免許または理容師免許が必須となります。
基本的に資格取得のために、厚生労働大臣や都道府県知事指定の美容学校でカラー関連や髪のことに関して学び、美容師国家試験を受験する形となります。
カラーリストは国家資格が必須になってくるので勉強面では大変ですが、資格を取得した暁にはヘアカラーリストとしてカラーを専門に施術を行えるようになります。
まとめ
今回は、カラーリストに関して紹介しました。カラーリストはマルチに行うスタイリストとは異なり、カラーに精通した専門家であるゆえにカットやパーマなどの施術を行うことが難しい場合があります。
しかし、何かひとつの技術を極めたいと考えている方にはぴったりの職業でしょう。今回の記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。