美容師やエステティシャンを目指すときに役立つのが、美容専門学校です。美容関係の仕事に必要な知識・技術をしっかりと学べて、就職の際にもサポートを得られるのが魅力です。気になるのは入学の際、どのような審査や受験科目があるのかですが、今回はこの点を詳しく見ていきます。
美容師専門学校は入試方法を選べることが多い
美容師専門学校への入学方法は、一般的に複数の選択肢が用意されていることが多いです。特に多いのがAO入試で、オープンキャンパスに参加してから面接・作文審査を受ける流れが基本となります。他には推薦入試を導入している学校も多く、こちらは出願書類を使って審査をおこなうタイプです。
その他に用意されているのが一般入試で、これには面接・作文試験と共に筆記試験が設けられている学校が多数見当たります。中には一般入試でも筆記試験をおこなわないケースもあるものの、基本的には用意されていると考えて良いでしょう。
一般入試の筆記試験の受験科目は
美容専門学校が設けている筆記試験には、大学のようなハードルの高さはありません。センター試験を受けたりする必要もなく、ごく基本的な学力があれば合格を目指せることが多いです。
美容師専門学校は勉強ができるかどうかよりも、やる気であったり生徒の人間性が問われる部分がウエイトを占めており、入試の際に高い学力が求められるケースは一般的ではありません。具体的にどのような受験科目が用意されているかについては、各学校の公式ページを確認してみましょう。
AO入試や推薦入試ではなく、一般入試のページに筆記試験について記述がある場合が多いです。一例をあげると、国語や社会の一般常識的な学習範囲であったり、中には数学も用意されている場合もあります。全体的見ると国語の基礎分野が問われるケースが多いでしょう。
試験時間は30分程度の学校もしばしばで、難しい問題が出されることは少ないようです。学校によっては中学卒であれば入試を受けられる場合もあり、これなら筆記試験の問題も、さらに易しい内容となるでしょう。
ただし、これまで勉強してこなかった方では不安があるかもしれませんので、一通りの対策は検討しておくことが大切です。なお、一般入試であっても筆記の他に面接や作文が用意されている学校が大半となります。
どちらかと言うと、これらの人間性ややる気を調査する試験のほうが重要だったりもしますから、対策には手を抜かないようにしましょう。
レベルが高い学校は試験難易度も高めに
一般的には美容専門学校は高い学力が必要になることはありませんが、とくにハイレベルな教育をおこなっている場合は例外的にハードルが高めに設定されているケースがあります。特に実績が高くて、入学希望者が多いような学校でスト、入試のハードルは高くなってきます。
このような厳しめの学校では、入試対策も綿密におこなっておくことが重要でしょう。学力テストも本格的になってくる他、面接や作文に関しても厳しく審査されていきます。その分、入学すれば実力を付けることもできるはずですので、実力重視で学校を選ぶなら、試験内容はしっかりとリサーチしておきましょう。
美容専門学校の入試について見てきました。特に筆記試験が必須となっている学校は稀ですが、AO入試や推薦入試ではなく、一般入試を選択するときには学力が問われることになってきます。なお、一般入試でも作文や面接も用意されており、合否判定には重要な要素ですから、どちらかと言えばAO入試や、できるのであれば推薦入試を利用するほうが対策はしやすいかも知れません。
いずれにしても、学校によっては厳しく審査することもありますが、中には一般的な常識があれば入学できる場合もあります。まずは美容専門学校をいろいろとリサーチしてみて、自身の実力や希望に見合った学校を選んでいきましょう。