ヘアスタイルやファッションなど、トレンドは東京が発祥なことが多いですね。
東京には多くの美容専門学校がありますが、入学先を決める際に各学校で取得できる資格は意外と分かりにくいポイントです。
美容専門学校で取得できる資格は2種類ある
美容専門学校によって様々なカリキュラムがありますが、基本的に国家資格である「美容師免許」を取得するのが目的です。
国家試験は誰でも受験できるわけではありません。理容師や美容師の養成施設で「昼間課程2年以上」・「夜間課程2年以上」・「通信課程3年以上」のいずれかを修了している必要があります。
また「実地修練1年以上」という課程も修了しなければならず、これらを修了するために美容専門学校へ通うわけです。学校で課程を修了すると国家試験を受けられるので、試験に合格すると美容師免許を取得できます。
美容専門学校は美容師免許の他にも「エステティック」や「メイクアップ」など様々な学習が可能です。そうした学習によって取得できるのは、民間資格です。
例えば、エステティックなら「認定エステティシャン」や「認定上級エステティシャン」などを取得できます。メイクアップなら「メイクアップ検定1級」や「メイクアップ検定2級」などを取れます。
どのような職業に就きたいのかを考えよう
一般的に美容専門学校を検討する場合「美容師免許」を目的にしている方が多いでしょう。
基本的に民間資格はあくまでも民間団体が技能を認定するものです。転職や就職では有利になることは間違いありませんが、仕事をする上では絶対必須ではありません。
逆に美容師になる場合、美容師免許が必ず必要であることからも、どのような職業に就きたいのかを考えた上で最適な学校を選ぶことが大切です。
すでに独学でエステティシャンやメイクアップなどのスキルを持っているなら、それを就職や転職の際に証明することができれば民間資格がなくても仕事に就けます。しかし、なかなか仕事が見つからないことを想定しておくと、何かしらの検定を受けておくほうが無難です。
これが民間資格のメリットとデメリットなので、ポイントになるのは就職や転職における有利さです。また、美容専門学校で取得できる民間資格は種類が多く、学校によっても対応している科目は様々です。
学費を踏まえて検討すると、どの学校へ進学すべきかは慎重に判断することが重要です。学校のカリキュラムを修了しなくても受験できる検定もあるため、まずは目的を明確にするのが大事です。
業界的に経歴はそこまで重要ではない
一般的に就職や転職の面接では、経歴が問われることもあります。有名な大学を卒業している方が有利になるなど、目的の職業によっては少なからず経歴が影響します。
しかし、美容業界の場合は大学でも専門学校でも、経歴はそこまで重要ではありません。美容師の場合なら、美容師免許さえ取得していれば、あとは実力でライバルと差をつけるだけです。
技能職であることからも、肝心なのは個々のスキルです。もちろん、仕事を探す際にうまくいかないケースもありますが、それは他職業と同じように運の要素は少なからずあります。
基本的に美容専門学校の選び方は取りたい資格に対応しているかを確認しておき、入学先は学費や通学など自分にとってメリットを感じるところを選べば大丈夫です。東京へ上京する場合なら、住まい探しと合わせて学校選びを進めるのがおすすめです。あまりにも自宅から遠いと、毎日の通学が大変です。
これから東京で美容専門学校を検討するなら、取得できる資格は主に2種類あることを覚えておきましょう。一般的には国家試験に合格して美容師免許を取得する方が多いですが、それ以外にも様々なスキルを学ぶことができます。
最近は美容業界の職種も細分化されているので、美容師以外の選択肢が増えていることは嬉しい状況です。