まつ毛などの目元を綺麗にする「アイリスト」。まつ毛エクステやまつ毛パーマをする方が増えている現代、需要がある人気の職種になっています。そんなアイリストを目指す方も多いでしょう。この記事では、アイリストを志望する方が美容の専門学校を選ぶときのポイントをご紹介します。
アイリストの仕事内容
目元を綺麗にするアイリストですが、実際はどのような仕事をするのでしょうか?まずはアイリストの仕事内容を見ていきましょう。
■サロンの清掃、施術道具の消毒
アイリストの仕事内容として1日の初めに行うのは、サロンの清掃と施術道具の消毒です。まつ毛などのケアをするサロンは、テクニックだけでなく、清潔感も大切です。お客様が心地よい空間で施術を受けられるように、サロンを清掃します。
また、アイリストは、お客様の「目」を扱います。そのため、施術に使う道具は常に清潔に保っておかなければなりません。サロンの清掃に加えて、器具の消毒をしたり、まつ毛エクステをつけるときのグルーや、まつ毛パーマをするときに使う薬剤の手入れや管理をしたりします。
■カウンセリング、施術
アイリストのメイン業務である、施術です。そしてお客様に施術をする前に、お客様がどんなまつ毛になりたいのかをカウンセリングして、施術の内容を決めます。
カウンセリングをしっかりしないと、お客様が希望する仕上がりにできず、クレームの原因にもなります。そのためカウンセリングは、納得いくまでしっかり行わなければなりません。またこのカウンセリングで、お客様の要望を汲み取る力も必要です。
■事務
アイリストは、清掃や施術などの実務以外にも事務作業があります。施術に使う消耗品の在庫管理や発注をしたり、お客様の顧客情報を管理したりします。さらにサロンの店長になると、スタッフの勤怠管理などの事務作業も加わってきます。
美容専門学校でアイリストを目指すメリット
アイリストを目指す方法として一般的なのが、美容の専門学校に通うことです。では美容の専門学校でアイリストを目指すと、どんなメリットがあるのでしょうか?
■美容師免許が取れる
アイリストになるには、国家資格である「美容師免許」が必ず必要です。そして美容師免許をとるためには、美容の専門学校で2年以上学ばなければなりません。美容の専門学校でアイリスト目指す最大のメリットは、この美容師免許が取れるということです。
■アイリストスクールに行けばさらにスキルアップできる
美容師免許の取得を目指す美容の専門学校は、ヘアメイクのテクニックや知識を中心に学びます。そのため、アイリストとしてのまつ毛に関する知識やテクニックを学ぶことは少ないのが現状です。もちろん、美容の専門学校を卒業して美容師免許を取り、そのままサロンに就職してアイリストとしての経験を積むことも可能です。
ただ、アイリストとしてのテクニックをサロンの研修などで学ぶとなると、即戦力にはなりません。サロンに就職した後すぐにアイリストとして活躍したいのであれば、美容の専門学校卒業後に、アイリストスクールに通うのがおすすめです。アイリストとしての専門的な知識やテクニックを習得できるため、就職する際も有利になります。
アイリスト志望の方が美容専門学校を選ぶ際に意識するべきポイント
美容の専門学校は、数多くあります。専門学校によって特色も異なるため、どの学校を選ぶかは非常に重要です。そんな中、アイリストを目指す方が美容の専門学校に進学したいとき、まずは「学校法人」か「サロン運営」かどうかで学校を選びましょう。
学校法人は、文部科学省が認めた法人が運営しているため、信頼できる学校です。
一方サロン運営の学校は、アイリスト業界の組合が経営しています。サロンとつながっているため、アイリストとしての就職先が見つけやすかったり、アイリスト業界の最新情報を入手しやすかったりします。サロン運営の専門学校に進学したい場合は、その系列のサロンに就職する流れになるため、その系列のことをよく調べ、自分に合ったサロンかどうか考えてみましょう。
その他にも、学費や科目などを見て、自分に合った専門学校を選んでください。
アイリストを目指す方が美容の専門学校を選ぶときのポイントをご紹介しました。アイリストは、以前はあまり知られていない職種でしたが、まつ毛エクステやまつ毛パーマの普及によって、メジャーな職種になってきました。これからアイリストを目指したいという方は、ご紹介したポイントを参考に、後悔しない学校選びをしてください。