美容専門学校のメインは二年制が多く、美容師コースなども二年制です。
では一年制はあるかですが、学校によっては用意されているので検討してみると良いでしょう。
ただ二年制との違いもあるので注意が必要になります。
メイクやエステなど分野に絞った内容が学べる
女性の美に関する仕事として、エステティシャンやヘアメイクアーティスト、そして美容師などがあるかもしれません。
ボディメイクやヘアメイクなどは自分でもやろうとすればできますが、素人が行うのとプロが行うのとではかなり違いがあります。
その人をより美しくするのが美に関するプロの仕事と言えるでしょう。
美に関する仕事に興味があるなら美容専門学校に通うと良いかもしれません。
学校にはいろいろなコースがあり、自分がなりたい仕事に合わせてコース選択ができるようになります。
中心として二年制がありますが、よりたくさんの内容が学べる三年制や四年制なども用意されています。
長い年数学べるコース以外に一年制のコースもあるので検討してみると良いでしょう。
こちらはいろいろなことを学ぶのではなく、特定の技術に特化したコースで、ヘアメイクのみ、ネイルのみ、エステのみなどを集中して学べるところが多いです。
その他美容のことを全く知らない人が基礎を学びたいときに広く浅く学べるようなカリキュラムを用意してくれています。
試しに学びたい人にも良いかもしれません。
修了による美容師国家試験の受験資格は得られない
美容に関する資格はいくつかありますが、国家資格になると美容師と理容師になるかも知れません。
メイクやネイル関係の資格は国家資格ではなく民間資格なので、なくてもできないわけではありません。
でも美容師の仕事をするには美容師資格を得て、登録などをしないと行えないので注意が必要といえるでしょう。
美容師資格を得るには所定の学校で一定期間学ぶ必要があり、それを満たさないと受験資格が得られません。
今のところ最低二年は学校を利用しないといけないので、どうしても美容師の資格を取りたいなら二年制以上のコースを選ぶ必要があるでしょう。
一応一年制のコースが設定されているときもありますが、そのコースを修了したとしてもそれだけでは美容師などの国家試験の受験はできません。
既に美容師の資格を持っている人が追加で他の美容の内容を学びたいときなら問題はないでしょう。
ネイリストやエステティシャンなどになりたいのであって、美容師の資格に興味がない人もこちらのコースで問題はありません。
ただ持っていると就職などには有利になることは知っておくと良いでしょう。
二年制などへの編入ができる学校もある
専門学校を選ぶときの注意として何が学べるのか、取得したい資格を取れたりするのかを確認しておかないといけません。
資格に関しては修了すれば取れるときと修了により受験資格が得られるときの違いもあるのでこちらも確認が必要でしょう。
美容専門学校には二年制の他、一年制が用意されている学校があります。
人によっては一年で美容師の国家試験を受けられるなら早く仕事ができると考えて選ぶ人もいるようですが、残念ながら一年で修了するコースだと国家試験の受験資格は得られません。
入学手続きを終えた後にそれを知ってしまったと後悔する人もいるでしょう。
ある学校では途中から二年制への変更ができるところもあるので相談してみましょう。
かといっていつでもできるわけではなく、夏休みまでに行う必要があります。
そうでないと必要な単位が取得できないからでしょう。
最初から分かっていて一年制に行ったのなら良いですが勘違いで入ってしまったのなら早めに二年制への編入をするとよいでしょう。
一年制を修了してどこかでもう一年勉強したらよいわけではなく、さらに二年勉強しないと国家試験は受験できません。
美容師専門学校の一年制では、美容師を養成するのではなくメイクやネイルなどの個別の内容が学べるようになっています。
修了しても美容師の国家試験は受験できません。
学べる内容を理解してコースを選択する必要があるでしょう。