美容専門学校の面接でうまく自己PRする方法は、面接における担当官とのやりとりと、履歴書、当日の身だしなみの3通りになります。まず美容学校を目指す方の大半は美容師になりたい方と思われます。面接はやり方次第で自分をよりよく知ってもらう絶好の機会ですし、履歴書も書いた本人の人となりを表すものなので工夫が必要です。
履歴書は前もって余裕のあるときに書いておこう
当たり前のことのようですが、意外と直前に書く人が多く、誤字脱字を発見できずに提出してしまう人がいます。当日の面接までに前もって完璧に仕上げられる方法が履歴書になりますので気持ちに余裕があるときに仕上げておきましょう。美容学校の面接では接客が得意、つまり人と関わりを持つことが好きな人や、技術の習得に積極的な人が好印象を持たれます。
高校時代に頑張った部活動のことや、持っている資格、一度も欠席せず登校したことなど、自分の成功体験はしっかり書きましょう。部活動でいい成績を残せなかったなどの成功しなかったことでも、そこに至る過程は評価されるので書いておきましょう。
注意点は当日の面接で聞かれたときにきちんと答えられるように事実を書くことです。自分をよく見せたい気持ちはわかりますが誠実さも面接では見られますので、実際に聞かれたときに食い違いがないようにしておくことも大事です。入学後は生徒になるわけですから教えたことを素直に聞き入れる姿勢があるかなども見られます。
面接での担当官とのやりとり
面接の担当官は美容師歴の長い方や、何度も面接をしたことのある、いわば他人を見ることのプロです。美容学校に入学前の若い方にはない、人生経験の豊富さやコミュニケーション能力に長けています。こういった場でウソや自分をよく見せるための虚勢はすぐ見抜かれてしまうので必要ないです。
内容はともかく元気にはきはきと受け答えをして面接をむしろ楽しむくらいの心意気が必要です。このときのやりとりで大事になってくるのは誠実さや美容師になりたいという熱意、根気強さになるので、履歴書に書いたことや今までの自分の体験を素直に話すことです。
当日の身だしなみは清潔感を忘れずに
面接当日の服装ですが、美容学校の面接なのでおしゃれで清潔感のあるものがいいです。スーツでなくてもいい場合もあるので学校に前もって確認しましょう。将来お客様をきれいにする仕事を目指すための第一歩なので、お店に立ったときに違和感がないことなどを想定して清潔感のある服、髪型がいいです。
担当官はまずしゃべる前にあなたの服装を見ます。いざ仕事に就いたときもお客様はまずあなたの服装や髪形を見ます。最初の印象はとても大事になってくるので手を抜かずに用意しておきましょう。
いろいろな注意点を書きましたが、あまり緊張しすぎるのは、自分の良い所を出せない結果につながるので気を付けてください。適度の緊張感を持って担当官の質問に素直に答えること、絶対にこの学校に入学したいという熱意があれば担当官も好印象を持ってくれるはずです。緊張して多少ちぐはぐな受け答えになったとしても、はきはき元気に笑顔でいれば大丈夫です。
もし入学できたら面接のときの担当の方が先生になって教えてくれる機会もあると思うので、入学後のイメージも頭に入れて、当日までにぬかりなく準備しましょう。将来のお客様をきれいにしてさしあげる仕事に就くための通過点なので、短時間の面接で自分のことを知ってもらうチャンスととらえて積極的に取り組むことが大事です。