東京の美容専門学校に行きたい場合には、入学金や授業料などを用意しなければいけません。しかしながら、すべての過程で入学金や授業料を満額用意できるとは限らないでしょう。このような場合には、修学支援制度があります。では、修学支援制度とはいったいどのようなものでしょうか。
これから学校にかようなら具体的な内容を見ておこう
大学や短大そして専門学校などに通う生徒がいる家庭を対象にした、授業料の減免に関する制度のことを意味しています。この制度は、2020年4月からスタートしており注目されています。具体的な内容を見ていくと、すべての学校に適用される訳ではありませんが、専門学校の場合にはおよそ62パーセントの学校が対象となっており、これから通おうとしている美容専門学校でもその対象になっている可能性は否定できません。
支援額は、どのように決められるかといえばまず世帯収入が重要になります。世帯収入が十分な場合には、対象の範囲外になってしまう恐れもあるでしょう。国公立か私立かによって決められる部分もありますが、専門学校の場合ほぼ私立になりますのでこの点は特に気にしなくてもよいでしょう。
後は自宅通学が自宅外通学かによって金額が異なる部分もあります。例えば支援額の例を見てみると、まず給付型奨学金と呼ばれるものがあります。これは専門学校に入学した場合に自宅から通うことを想定するとおよそ46万円の奨学金をもらうことが可能になるでしょう。
次に、授業料に関しては1年間で上限が59万円の免除となっており、授業料の半分以上は免除される形になります。美容専門学校にもよりますが、1年間の授業料は100万円程度であることを考えれば、家庭で出す負担は小さくなることが理解できるでしょう。入学金も大きな金額を支払うことになりますが、この場合も16万円を上限として免除されることになります。
学ぶ意欲がある学生をどのように判断するか
修学支援制度の対象になるのは、上記の通りですが実はそれ以外にも住民税非課税世帯がそれに準ずる世帯の学生のうち「学ぶ意欲のある学生」も重要になります。そもそも学ぶ意欲がなく遊びに行くような学生に国やわざわざ資金を援助してくれる訳がありません。
そのため、このような条件が付くのは当たり前と言えます。学ぶ意欲があるかどうかの判断基準としては、将来の意欲に関して判断するのは難しいですが、客観的なで判断するしかありません。その方法の一つが、高等学校に通っていたときの成績で決められます。成績が高いほうが学ぶ意欲があると判断されるでしょう。
また高校時代の成績だけでなく、レポートなどで学習意欲を判断する学校もあります。具体的な基準に関しては、その専門学校によって変わりますので、どのような内容が定められているかを明確にしておいたほうがよいです。
注意をしなければならないことはどのようなことか
修学支援制度をもらったとしても、それで安心が訳ではありません。修学支援制度は1年おきに審査されますので、1年目にお金をもらうことができたけども、2年目からは審査の対象から外れることが考えられます。どのような場合に審査の対象から外れるかといえば、学業不振な場合です。
言い換えるならば、途中で学ぶ意欲がなくなった場合と考えてよいでしょう。これに関しては学校の成績を見ながら判断されます。テストをしたときに、クラスでビリのほうの成績をとっている場合や成績が悪くて留年してしまった場合は、支援が打ち切られる可能性が非常に高いと考えてよいです。
また、出席率も考慮されることが多いです。具体的な基準としては、1年間の出席率が5割程度かそれ以下の場合には支援が打ち切りになる可能性が高いと考えておきましょう。
東京の専門学校に通う場合には、初年度だけで授業料をのみならず入学金の支払いをしなければなりません。このとき金銭的な負担が大きくて支払えないこともあるでしょう。
そこで2020年4月から修学支援制度と呼ばれるものができました。これを利用することで、授業料と入学金などの一部を免除してくれる可能性が高いです。この制度を利用するためには、学ぶ意欲が高いことが重要です。それを判断するためには、高校時代の成績などを参考にすることもあります。